ビョークも注目する、ニューカマーデザイナ

ビョークケイト・モスらを顧客に持ち、オーストラリアブランドの中でもずば抜けたセンスをもつティナ・カリバスに注目が集まっている. ティナは、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを学ぶとともに、アレキサンダー・マックイーンや世界的なコスチュームカンパニー「AngelsandBermans」で経験を積んだ. そのバックグラウンドが、彼女の作り出す大胆なパターンテクニックやテイラリング、色彩感覚にダイレクトに現れている. 2010年秋冬シーズンでは、ネイティブアメリカンの象徴的な文化であるトーテンポールからインスパイアされた新作コレクションを発表. グラフィックアーティストであるジョナサン・ザワダとの共同作業による、どこか土臭さを残すパターンが、ティナの得意とする構築的なシルエットでモダンに仕上げられた. ティナは現在、オーストラリアをベースに活躍するが、2007年には半年程日本に滞在し、紀里谷和明監督作品『GOEMON』の映画コスチューム制作を担当したこともある. ファッションとデザインの合同展示会「rooms」がプロデュースするストア、「roomsSHOP」. LUMINE新宿2にて展開している同ショップには、出展ブランドを中心にアイテムが揃う. この「roomsSHOP」が、5月から6月にかけて大阪、福岡に期間限定でオープンする. スペイン発アクセサリーやリゾートを意識したコーナー、ウィットを効かせた雑貨類など幅広いラインナップが展開される. 昨年ニナ・リッチを離れた後の行方が注目されていた オリヴィエ・ティスケンス だが、WWDによると、セオリーのカプセルコレクションを手がけることがわかった. Nike サッカースパイク ティスケンスは、ニナ・リッチに就任する前は、ロシャスのデザイナーを務めていた経緯がある. weltbohkelbre セオリーの11年春夏コレクション発表によりファッション界へ復帰するほか、彼のクリエイティビティを綴った書籍『Theyskens:The Other Side of the Picture』を発売したばかりだ.